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稲毛のあかりに誘われて [スタッフRの「撮影に行こう」]

こんにちは、スタッフRです。
前回の記事で、千葉市稲毛区の「旧神谷伝兵衛稲毛別荘」の写真を掲載しました。
既に先月の出来事となってしまいましたが、この日は稲毛あかり祭「夜灯」の開催日。
今回の記事では、「夜灯」の様子をご紹介したいと思います。
夜灯は、昔の稲毛の浜でカンテラの明かりを頼りにした「夜とぼし漁」が由来とのこと。
稲毛の町の広い範囲で、灯篭によるライトアップが行われます。

以下、写真は「SILKYPIX Developer Studio Pro 6」にて現像しています。
カメラは「PENTAX K-3」、レンズには標準ズームレンズ「HD PENTAX-DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR」と望遠ズームレンズ「smc PENTAX-FA★ 80-200mm F2.8 ED [IF]」を使用しました。

151218-01-yotoboshi.jpg

まずは、前回の続きから。庭園での創作灯篭の展示です。
青い光をベースにして、海の記憶を紡いでいるかのようです。
さすがに暗いので、今回は三脚*1を使用しています。

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場所を移して、稲毛公園から稲毛公民館へ。
手作りの灯篭の中には、ろうそくが入れられています。
赤みがかった暖かい光が印象的です。
写真に赤みを再現するときは、ホワイトバランス*2の色温度*3を太陽光に近付けましょう。
(オートホワイトバランス*4や「電球」等のプリセットホワイトバランス*5では、赤い色味を打ち消してしまいます)

151218-03-yotoboshi.jpg

レンズを替えて、望遠レンズ*6での圧縮効果*7とボケを狙ってみました。
灯篭がぎっしり並んだ光景、望遠で切り取ってみても面白いです。
会場全てを合わせると、手作り灯篭は全部で6000個だったそうです。

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稲毛浅間神社の境内も、明かりが灯っていました。
棕櫚紋が多い浅間神社ですが、こちらは千葉氏に縁のある九曜紋です。

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境内には、竹灯篭が並んでいました。
ぼんやりとした明かりですが、あえて主役にして撮影してみます。

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さっと撮るため、ISO感度*8をISO3200に上げて手持ちで一枚。
夜の手水舎、考えてみればあまり撮る機会がないかもしれません。

151218-07-yotoboshi.jpg

せんげん通りからあかり広場へ向かう途中に。
協賛の提灯が数多く照らしていました。
あかり広場のステージでは、たくさんの催し物が行われます。

以上、今年の稲毛あかり祭「夜灯」の様子でした。
いつもは近代的なイルミネーションを撮っている方も、一度見に行かれてはいかがでしょうか。
暖かな明かりは、きっと落ち着くと思います。



*1 三脚とは、三本の脚を持つ台のことです。カメラやビデオを使った撮影で、手ブレを防ぐために用いられます。脚を広げた状態では占有面積が大きくなるため、周囲の状況を確認し、マナーを守って使用しましょう。
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*2 ホワイトバランスとは、光源の影響を打ち消したり、強調したりするために色味を変更する機能です。ホワイトバランスを調整することで、「自然な色」の再現のほか、作品としての「色作り」を行うことができます。
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*3 色温度とは、光源の色を温度で表したもので、単位はK(ケルビン)を用います。写真では、太陽光が5500Kとして想定されています。 タングステン電球は色温度の低い3200Kくらいの光。 一方、昼光色蛍光灯は太陽光よりも青みの強い6500Kくらいの光です。
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*4 オートホワイトバランス(AWB)とは、光源の状況を推定し、自動的に適正な色味に調整する機能のことです。
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*5 プリセットホワイトバランスとは、あらかじめ登録された光源の色温度情報を選択して設定する機能のことです。ユーザの意図に応じて本来の光源と異なるものに合わせ、色味の強調に用いることもできます。
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*6 画角の狭いレンズを望遠レンズといいます。35mm判換算で50mm付近の焦点距離のレンズを標準レンズといい、これよりも長い焦点距離のレンズを望遠レンズといいます。
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*7 圧縮効果とは、近い被写体と遠くの被写体との距離感が少なく感じられる効果のことで、被写体から離れているときに生じます。
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*8 ISO感度とは、どの程度弱い光まで記録できるかを表します。感度を高くすると、同じ明るさでも速いシャッタースピードで撮影することができますが、その分ノイズが多くなります。
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