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じめっとした日は、キノコを探して [スタッフRの「撮影に行こう」]

こんにちは、スタッフRです。
夏が過ぎてからというもの、どんよりとした日が多い今日この頃。
じめじめとしていて、あまり過ごしやすいとは言えない日が続いています。
猛暑日に比べれば、幾分過ごしやすいかもしれませんが、やはりカラっと晴れている方が気分もいいものです。
でも、こんな日こそ快適に過ごしている生き物もいます。

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そう、キノコです。
(このキノコ、名前がわかりません。…よくわからないものが多いのもキノコの魅力です)
キノコは、カビと同じ菌類で、湿った場所によく生えてきます。
様々な色や形のキノコがあるため、被写体として狙ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、上のキノコは傘が開ききって裂けてしまったようです。

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こちらは、近くの公園で見かけたコガネキヌカラカサタケの幼菌。
熱帯性のキノコで、夏が過ぎたこの時期はよく目にすると思います。
その隣には、立派に傘を開いたものもありました。

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5cmほどの小さなキノコで、芝生や花壇、植え込み等によく生えるキノコです。
びっしり生えることが多いので、何も知らないと気持ち悪く感じるかもしれませんね。
1日でいなくなる、綺麗なレモンイエローのキノコです。

150918-04-kinoko.jpg
別の公園の木の根元に、なんともキノコっぽいキノコが。
おそらくウスキテングタケだと思います。
よく見ると、周りにも頭を出しかけた幼菌がちらほら。
キノコらしいフォルムを撮るなら、テングタケのある風景はオススメです。

さて、今回は割と近場でキノコを撮影してきました。
カメラはコンパクトデジカメ*1 PENTAX MX-1」を使用し、「SILKYPIX Developer Studio Pro 6」にて現像しました。
「キノコを撮るならマクロレンズ*2 ?」と思うかもしれませんが、ヒダ部分のアップを撮るのでなければ、特にマクロレンズでなくても問題ありません。
被写体まで近づくことが難しい場合や、背景を広く入れたい場合等、様々なシチュエーションがあるので、まずは標準ズームレンズ*3 で試してみるのがいいと思います。
今回はなるべく絞って撮影しましたが、背景をボカすことでよりキノコに注目しやすくなります。
また、キノコ以外の風景をどれだけ入れるかといった、構図やアングルにこだわることで、まとまりのあるキノコ写真になると思います。
ほとんどが木陰での撮影、ホワイトバランス*4 をどこに合わせるかが難しく、特に白いキノコやテカりのあるキノコの場合は白飛び*5 しないよう露出*6 も気を付けましょう。
この辺りはRAW現像で後から追い込むことができますので、撮影時はヒダやイボにピントが合っているかどうかをしっかりとチェック。

150918-05-kinoko.jpg
市川ソフトラボラトリーの近くにも、大きなテングタケが生えていました。
これはイボテングタケでしょうか。少し茶色味が薄いような気もします。
傘が開ききって反っているため、テングタケの特徴でもある傘の裏のヒダがよく目立っています。
キノコは上から撮ると傘部分だけになってしまうので、「キノコっぽさ」を出すなら柄やヒダが覗く位置で撮るのもポイント。
今回の「PENTAX MX-1」のようなチルト液晶*7 を搭載しているカメラや、バリアングル液晶*8 を搭載しているカメラなら、ローアングル*9 での撮影に効果を発揮します。

ちなみに、いわゆる「キノコ」は「子実体」という胞子を散布するための器官のことで、花に近い役割を持っています。
また、キノコの毒は、たまたま人にとって毒となったものが多いのではないかと言われています。
毒キノコであっても、その地域の生態系に大きく関わっていますので、見かけた際はそっとしておいてくださいね。

*撮影の際は、立ち入り禁止の場所には立ち入らないようにしましょう。また、採集目的の場合、採集が可能かどうか事前に確認しておきましょう。勝手な採集は自然破壊です!

*1 カメラにレンズが一体化されていて、小型軽量でレンズ交換ができないデジタルカメラのことをコンパクトデジタルカメラといいます。デジタルカメラを略してコンパクトデジカメ、更に略してコンデジともいいます。 記事に戻る
*2 マクロレンズは、小さな被写体を大きく写すことのできるレンズです。 記事に戻る
*3 ズームレンズは1本で様々な焦点距離にして撮影することができるレンズですが、広角から望遠までの一般的なシーンの撮影に向いたズームレンズを標準ズームレンズといいます。35mm判換算で28-80mm(APS-Cで18-55mm)のものが多いです。 記事に戻る
*4 ホワイトバランスとは、光源の影響を調整する機能のことで、色味を変更する機能です。 光源には色味があり、蛍光灯なら青みの強い、白熱灯なら赤みの強い光です。光源の色味を打ち消すことで被写体の色を正しく出すほか、光源の色味を残すことで「自然な色」を再現することができます。また、作品としての「色作り」にも使用されます。 記事に戻る
*5 白飛びとは、明るい部分の階調が失われて真っ白になってしまうことをいいます。 記事に戻る
*6 露出とは、記録される写真の明るさのことです。 露出はレンズの絞りやシャッタースピード、そしてセンサの感度により決まります。 記事に戻る
*7 縦方向に角度を動かせる機構を搭載した液晶モニターのことを、チルト液晶といいます。液晶モニターを見ながら撮影するライブビュー撮影の際、液晶モニターを見やすい角度にすることができます。ただし、横方向には角度を動かすことができないため、横位置での撮影に限られます。 記事に戻る
*8 角度を自由に動かせる機構を搭載した液晶モニターのことを、バリアングル液晶といいます。液晶モニターを見ながら撮影するライブビュー撮影の際、液晶モニターを見やすい角度にすることができます。 記事に戻る
*9 通常の目線よりも低い位置から撮影する方法をローアングル撮影といいます。 記事に戻る
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