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オールドレンズを付けて、金谷をお散歩 (作例編) [スタッフRの「撮影に行こう」]

こんにちは、スタッフRです。
前々回の記事にて、オールドレンズとマウントアダプターについてお話ししました。
そして前回の記事にて、今回使用するレンズについて紹介しました。
今回は、実際に取り付け、金谷周辺で撮影した写真をお見せします。
以下、カメラは「PENTAX K-3」、レンズは「Asahi Opt. Co. Super-Takumar 28mm F3.5」、現像には「SILKYPIX Developer Studio Pro 6」を使用しています。
150206-01-nokogiri.jpg
さて、JR内房線の浜金谷駅から少し歩き、鋸山ロープウェーで、お気軽に、鋸山山頂まで来ました。
鮮やかに、彩度やコントラストを上げたほうが、ぱっと見の見栄えはよくなります。
もちろんそれでもいいですが、オールドレンズの場合は少し彩度を落とし、あっさり目に調整したいですね。
オールドレンズを使った撮影では、経年劣化で本来のカラーバランスが得られないこともありますので、ホワイトバランスや色温度など、色々と後から調整できるRAW現像が役立ちます。
150206-02-nokogiri.jpg
え、高くないですか?(笑
県内最高峰の山、愛宕山の標高でさえ408m。
全国都道府県の中で「最高峰の標高」が最も低い県、それが千葉県です。
ですが、山がないわけではなく、気軽に登れたり、むしろ低いからこそ景色を楽しめたりすることもできます。
鋸山は、石切場跡や、絶壁を望む「地獄のぞき」、日本寺の大仏を見ることができます。
(実際は、山全体が日本寺の境内となっています)
東京湾や富士山、千葉県の山々を臨むことのできる眺望の良さは、ぜひ実際に見ていただきたいです。
150206-03-nokogiri.jpg
にゃん@ひなたぼっこ。
ふわふわ感、出ているでしょうか。
最新のレンズのように、シャープの強い、パキパキとした描写ではありません。
どこかピントの芯が甘く、ぼんやり、落ち着きのある描写。
シャープの強い、メリハリのある写真に見慣れていると、かえって新鮮かもしれません。
動作の早い動物を撮影する場合、シャッターチャンスをしっかりとものにしてピントを合わせる必要があります。
そのためにも、撮影中には露出の操作はあまり考えたくないところ。
RAW現像時に露出の調整を行う前提であれば、撮影時に1段~2段分くらい露出が外れていても問題ありません。
(ただし、こちらのカットのように白とびが多いと、さすがにマイナス方向への調整はほとんどできません)
150206-04-kanaya.jpg
山を下りて、金谷港より夕陽を。
前述の通り、smc化される以前のレンズのため、条件によってはレンズフレアやゴーストも盛大に出ます。
最近のレンズではレンズフレアやゴーストは、ほとんど出ないことが多いです。
(もちろん、コーティングなどによる反射低減処理が非常に優秀ということなので、それは素晴らしいことではあるのですが)
こういった、オールドレンズ特有の現象についても、うまく活かして撮りたいところ。
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帰り際に、ちょっと一服しようとして、素晴らしい出会い。
合掌館 カフェ えどもんず」様に掲載許可を頂き、撮影させていただきました。
屋内の撮影等で、感度が自由に変更できるのも、デジタル一眼のいいところ。
フィルムでは、高感度フィルムに入れ替えなくてはいけませんが、デジタル一眼なら、すぐに感度を変更して撮影できます。
絞りは開放F3.5、感度はISO3200です。ぼけ具合も素直ですね。
残念ながら、すでに表は暗かったので、合掌造の店の外観は、ぜひ見て確かめていただきたいです。
また、ギャラリーカフェでもあり、美術品を楽しみながら、ゆっくりと過ごすことができます。
150206-06-edomons.jpg

150206-07-edomons.jpg
オールドレンズの描写に、癒しの空間。
まったりとした雰囲気、コーヒーの香りの中、今日の旅を振り返ります。
気さくなマスターに淹れてもらったブルーマウンテンコーヒーを飲みながら、電車の時間までもう少しです。

オールドレンズを使った撮影では、ほとんどの操作がマニュアルとなります。
ピント合わせに、絞りの操作、そして露出の調整です。
慣れている方であればすんなりと操作できますが、そうでなければ、ちょっととっつきにくい世界です。
こんなとき、RAW現像を併用すると、色味や最終的な露出の追い込みなどを後から調整できます。
撮影中には、カメラ・レンズの本来のアナログな操作に集中することで、素晴らしい時間を切り取ることができるかもしれません。

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