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望遠レンズを持って羽田空港へ [スタッフRの「撮影に行こう」]

こんにちは、スタッフRです。
みなさん、望遠レンズってどれくらい使っていますか?
望遠レンズとは、「遠くのものを大きく写す」ことのできるレンズで、おおよそ焦点距離が100mmを超えるようなレンズのことを指します。(具体的な定義はありません)
焦点距離とは、レンズの光学系に固有の数値で、レンズの中心から焦点位置(像を結ぶ位置)までの距離を表します。
小学校で単レンズとロウソクを使ってどのように像ができるか実験したことがある方も多いと思います。
焦点距離が変わると画角、すなわち撮影範囲が変わります。
焦点距離が小さいと画角の広い広角レンズ、大きいほど画角の狭い望遠レンズとなります。
望遠レンズや広角レンズは、人によって活躍の度合いが全く異なるレンズだと思います。
これまで連続でLimitedレンズを取り上げてきたため、今回はこのレンズ。

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「smc PENTAX-DA L 55-300mm F4-5.8 ED」です。
ペンタックスの最近のダブルズームキットの望遠レンズとして付属している、普及価格のレンズです。
一眼カメラを買うときにボディに付属して売られるレンズをキットレンズと呼びますが、多くは標準ズームレンズが付属します。
これにもう1本付ける場合には望遠ズームレンズが付属することが多く、このような形でのキット商品がダブルズームキットと呼ばれます。
「これさえあればほぼどんなシーンでも撮影可能」という、初心者向けの組み合わせです。
キットレンズは単品販売のレンズに機能制限しているものもあり、また単品で買う場合よりもお買い得な価格に設定されています。
単品販売されているレンズ「smc PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8 ED」と比べると、
・マウント(レンズとカメラ本体との接合部分)がプラスチック
・距離環の印刷の省略、QSFSの省略
注:QSFS(Quick Shift Focus System)とは、AFでピントを合わせた後からMFで調整可能な、いわゆるフルタイムマニュアルフォーカスのような機構です。)
・フード別売り
・マウント付近のリングの塗装が違う
といった違いがありますが、光学性能自体は同じとのこと。
単品販売のほうは、コーティングが新しくなり防塵防滴になった、後継の「HD PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8 ED WR」が発売されています。

ズームレンズは1本で様々な焦点距離にして撮影することができる便利なレンズです。
ズームレンズの焦点距離は小さいほうを広角側、大きいほうを望遠側といい、また望遠側の焦点距離を広角側の焦点距離で割ったものがズーム倍率です。
よく「何倍ズーム」と耳にすることのある数字ですね。
一緒に開放F値、すなわちレンズの絞りを最大に開いた一番多く光を取り込める状態のF値も書かれています。
このレンズではF4-5.8となっており、広角側(55mm)がF4、望遠側(300mm)がF5.8です。
このレンズは広角側が55mmから始まる望遠ズームレンズ。
多くの標準ズームレンズは広角側が18mm、望遠側が55mmのため、この2本のレンズを付け替えて使うことで広角側18mmから望遠側300mmまでカバーできます。
この2本の組み合わせはまさしくダブルズーム、画角だけなら一般的な撮影シーンをほとんど撮影できるわけです。

今回は、望遠レンズをよく使う人にはおなじみの羽田空港へ。
カメラはPENTAX K-3、現像はSILKYPIX Developer Studio Pro 6です。

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すっかり夕暮れを過ぎてしまいました(汗
実は夜景ネタにするつもりはなかったというか、夕景ネタにするつもりだったのですが、ちょっと遅すぎました。
夕焼けで流し撮りでもしようと思っていたのですが…
今回のレンズは開放F値がそれほど明るくなく、また既に暗がりでの撮影のため、さすがに離着陸中の飛行機を狙うには厳しいです。
駐機中の機体の写真ばかりになりますが、ご容赦ください。

開放F値が小さい、すなわち明るいレンズでは、絞りを開けて速いシャッタースピードで撮影できます。
ズームレンズは便利な分開放F値が大きめなことが多く、特にキットレンズでは顕著です。
開放F値の小さいズームレンズはいわゆる高級レンズで、また望遠ズームレンズともなるとかなりの大きさと重量になります。
このため、暗い場所でキットレンズの望遠ズームを使うのであれば、カメラとレンズをしっかり固定し、動いていない被写体を狙うのが無難です。
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展望デッキから撮影していますが、駐機中の機体であれば十分に近いため、望遠側は200mmくらいあれば足りると思います。
むしろ真下のボーディングブリッジまでは近すぎ、広角側55mmでも縦位置にしてなんとか収まる程度です。
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広角レンズだけでも十分に楽しめると思います。
141205_05_haneda.jpg

今回の更新はここまで。
広角レンズの場合、入れたくないものまで入ってしまうので、望遠レンズのほうが使いやすいと思う方も多いと思います。
特に、空港の展望デッキでは望遠レンズがあると色々なところをクローズアップして撮ることができます。
たとえば、滑走路から離陸する飛行機だけを撮るのもそうですし、飛行機であれば機首だけを狙う、あるいはエンジンだけを切り取ってみる。
普段は標準レンズばかりな方も、たまにはカバンの隙間に望遠レンズを忍ばせてみてはいかがでしょうか。
おもしろいシーンを切り取ることができるかもしれません。

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